自律型太陽光路面発電システムの実証実験を開始
2022.07.26
東京建物グループの日本パーキング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:玉井克彦、以下「当社」)は、太陽光路面発電パネルの開発などを行う環境プラットフォーマー※1 の MIRAI-LABO 株式会社(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:平塚 利男、以下「MIRAI-LABO」)と、“発電しながら電力消費可能な自律型太陽光路面発電システム”の実証実験を開始しましたので、お知らせいたします。
当社は、保有または管理する駐車場の ZEP※2(ゼロ・エネルギー・パーキング) 化を目標としており、2022 年1 月に MIRAI-LABO と資本業務提携契約を締結しております
NPC24H南大沢駅前パーキングの現地写真
1. 実証実験の内容
MIRAI-LABO が開発する太陽光路面パネル Solar Mobiway(以下「Solar Mobiway」)とリフィルバッテリー式
発電機 G-CROSS(以下「G-CROSS」)を組み合わせた自律型エネルギーシステムを、東京都八王子市の
NPC24H 南大沢駅前パーキングの屋上駐車場エリアに設置いたしました。
Solar Mobiway の発電で得た電力は G-CROSS に蓄電され、駐車場内のエレベーターホールの照明(24 時
間点灯)と、街灯(夜間点灯)で電力消費する自家消費型のシステムを運用します。期間中は、年間の発電量、
蓄電状況、電力消費量の他、環境データを取得・監視しつつ、駐車場内における Solar Mobiway の耐久性に
ついて検証し、今後の ZEP 化に活かします。
自律型エネルギーシステムの運用イメージ
2. 今後の方針
今後、当社運営の平面駐車場においても実証実験を実施する予定です。本実証実験で得たデータをもと
に、ZEP 化に向け大型化と効率化を図ってまいります。
※1 環境プラットフォーマーとは、MIRAI-LABO の環境コンセプト及び環境省エネ技術を軸に、参加する事業パートナー全
社の利益創出と社会的波及を目的とした環境プラットフォームを提供・運用する者のことを、MIRAI-LABO が独自に定めた
もの。
※2 ZEP(ゼップ)とは、Zero Energy Parking(ゼロ・エネルギー・パーキング)の略称であり、消費する年間の一次エネルギ
ーの収支をゼロにすることを目指した駐車場のことを、日本パーキングが独自に定めたもの。